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2020.01.29 中高生のリアル4
女子の35%が「ネットは情報量が多くて困る」?

中高生のリアル」第4回。最終回です。
今どきの中高生の実態を知る基礎データとして御覧ください

(日本インフォメーション株式会社様よりご提供いただいた調査データに当社が解説を加えご紹介いたします)
調査手法:Web調査 エリア全国 / 対象者:中学生・高校生男女 / サンプル数:1200サンプル / 割付:各学年男女ごとに100サンプルずつ、均等に割付 / 調査時期:2019年8月 ※前回調査は2016年8月に、同様の設計で実施。

第4回は中高生の「情報についての意識」です。

では、下のグラフを見てみましょう。

グラフを見てみると、中高生のメディア信頼度では「ネット」と「テレビ」に大きな差はありませんでした

(テレビ、ネットを信頼しているか各設問での「そう思う」+「ややそう思う」合計回答数比較)
(テレビ、ネットを信頼しているか各設問での「あまりそう思わない」+「そう思わない」合計回答数比較)

これは皆さん、ご想像の通りの結果だったのではないでしょうか?

 

ただし、、、、、、、

 

「情報量が多すぎて困る」という反応が「テレビ」よりも「ネット」で強めなことには要注意です。

特にその傾向は女子に目立ち、女子中高生の35%がネットの情報量の多さを「困る」としています。

 

 

しかし! そうは言っても

たくさんの新鮮な情報を提示できることはネットの強みの一つです。

紙面制限のある紙や放送時間制限のあるテレビと違い、たくさんの新鮮な情報を掲載できることはWEBサイトの強みです。遠慮することはありません。

実際、中高生にとって学校選択は自身の将来を左右する非常に重要な事柄です。
たくさんの判断材料が入手できることは、中高生には大きなメリットな“はず”です。

また、(お小遣いやアルバイト代で購入できる商品とは異なり)学校は中高生にとって高額商品です。
高額支払いを促す以上、多くの判断材料を提供することは学校側にとっても“責務”でもあります。

たくさんある貴学の情報はぜひ発信してください。

 

その時、大事なことは
「重要な情報の“ありか”」にすぐ気付けるようになっているかどうか

皆さんのWEBサイトのユーザビリティーはいかがでしょうか。

中高生の進路選択・学校選択にきっと役立つ情報、学校としてぜひ理解してほしい情報に気づいてもらえるようなデザインやレイアウトになっていますでしょうか。リンク誘導もわかりやすいでしょうか。中高生でも読む気が起きそうでしょうか?

良い情報でも気づいて見てもらえなければ、使ってもらえなければ、それは無いも同然です。

 

なお、「チャットボット」をWEBに組み込むという対処法もあります。当社でも、WEB訪問者の質問に自動回答したり、適切な該当ページへのリンク表示を適宜行ったりすることができる「AIチャットシステム」のご提案が可能です。既存のWEBサイトへの組み込みは容易なのでお気軽にご相談ください。

 

そして、
「伝えたいこと」は「言葉に」して宣言したい

掲載されている情報を読み込んでもらえさえすれば、中高生にはきっと理解してもらえるだろう、と思っていませんか。この「きっと」「だろう」に根拠はありますか?中高生の読解力頼みになっていませんか?

私たち大人であれば、カタログ情報を読み込み、説明文を読み込み、自分なりに理解することができます。しかし、中高生にそれを期待しても良いものでしょうか?

伝えたいことは言葉にして、例えば、キャッチコピーやキャプション、見出し、中見出し、図表等にして、中高生の視界に整理し積極的に晒したいものです。

繰返します。中高生の読解力頼みの情報発信は極力避けた方が効率が良いでしょう。

 


 

その他の結果として、

「口コミの信用度」は専門家への信用度に負けないし、
「身近な人に聞く」ことはメディア情報を探すことにも負けていない

→学生は身近なユーザーです。その満足している姿、言葉を晒していきましょう。

 

価格ドットコムやAmazonレビュー等、ネットには様々なところにユーザーレビューという名の口コミが掲載されています。では、学校におけるユーザーとは誰でしょう?
それは貴学の学生です。

しかも、学生は、教職員に比べれば、最も広報ターゲットに近くて身近な存在でもあります。
学生の満足している姿、言葉を身近なユーザーレビューとして、ネットやオープンキャンパス、紙媒体、ガイダンス等で発信し、晒していきましょう。

なお、この時(特に制作物で発信するときに)注意すべきは、上述済みの通り「伝えたいことは言葉にして宣言」することです。学生のインタビュー記事をせっかく掲載していても、「ただただ長い文章が続く=ひたすら読み手の読解力頼み」というwebページ企画をよく見ます。そのままでは、せっかくの企画であっても、そこで伝えたいメッセージの到達力は高いとは言えないことでしょう。

伝えたいこと、コメントの肝となる部分は見出しにする、デザイン文字化する、写真や図解、挿絵でフォローする等で中高生の視界に積極的に晒し、読み込まなくてもポイントをつかめるように体裁を整えることをおすすめします。

 


▶教育企画センターは、貴学の募集を応援します!募集力応援商品はこちら
当社では、既存の各種アンケート調査商品だけでなく、今回ご紹介した調査データのような中高生統計データ収集も含め、
貴学の御要望にお応えするさまざまなアンケート調査の実施も可能です。
また、紙媒体・WEBサイトの両方の広報物制作も実施いたします。
▶まずはお気軽にお問い合わせください。
▶また、調査商品の紹介等、各種資料のダウンロードはこちらから可能です。


 

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