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2020.02.26 新型コロナウイルス
春のオープンキャンパスはどうなる?

文部科学省より「学校の卒業式・入学式等の開催に関する考え方について」という文書が公開されました(2020年2月25日時点)。
そこでは、 「イベント等の開催については,現時点で政府として一律の自粛要請を行うものではない」 と発しつつも 「イベント等の主催者においては,感染拡大の防止という観点から,感染の広がり,会 場の状況等を踏まえ,開催の必要性を改めて検討していただきたい」 と記載しています。なかなか迷うところです。

では、各校の春のオープンキャンパスへの対応はどうなっているのでしょうか。
2020年2月26日14時現在3月オープンキャンパス中止校をネット調査しました。以下、一部記載いたしますのでご覧ください。
(注意:変更となる可能性もあります。各自当該校のホームページ等で最新情報を必ずご確認ください。)


近畿大学は令和元年度卒業式、令和2年度入学式とともに中止!

音楽プロデューサーのつんく氏演出の入学式でもお馴染みの近畿大学が、「入学式」「卒業式」さらに「春のオープンキャンパス」の中止を発表しました。「日本国内で日々感染者が増えていく中、マスクや消毒液の一定の備蓄はあるものの、現在のように更なる入手が困難な状況では、十分な感染症対策を施すことができないと判断」したということです。

では、ネットで既に中止が公表されている大学を見てみましょう。
(3月のオープンキャンパスを中止した大学とその日程です)

  • 佐久大学—————-3月07日(土)
  • 帯広大谷短期大学—–3月07日(土)
  • 東海大学—————-3月15日(日)
  • 大阪工業大学———- 3月15日(日)
  • 横浜商科大学 ———-3月15日(日)
  • 北里大学—————-3月15日(日)
  • 久留米工業大学——–3月15日(日)
  • 立正大学—————-3月20日(祝)
  • 拓殖大学—————-3月21日(土)
  • 国士舘大学————–3月22日(日)
  • 近畿大学—————–3月22日(日)
  • 鶴見大学—————–3月22日(日)
  • IPU・環太平洋大学—-3月22日(日)
  • 四日市大学—————3月28日(土)
  • 共栄大学——————3月28日(土)4月4日(土)
  • 南九州大学—————3月29日(日)
(上記は2020年2月26日14時現在3月オープンキャンパス中止校をネット調査し一部記載。変更となる可能性もあります。各自当該校のホームページ等で最新情報を必ずご確認ください)

 

なお、専門学校では、現時点では東京医療福祉専門学校が3月22日(日)を、そして、上尾中央看護専門学校は 3月25日(水)を中止決定しています。

日本電子専門学校は3月08日(日)の開催を中止。但し、3月29日(日)新高校3・2年生対象オープンキャンパス&体験入学につきましては、「現時点では」実施する予定にあります。京都仏眼鍼灸理療専門学校でも3月08日(日)の開催を中止し、「3月20日(金・祝)に予定しておりますオープンキャンパスにつきましては、改めてホームページでお知らせ申し上げますが、中止になる可能性もあります」と告知しています。

また、神田外語学院は3月21日(土)のオープンキャンパスについては開催中止し、別途対象者を限定して、臨時説明会や規模縮小説明会を開催するようです。感染のリスク対策を考慮した1つの方策かとも思います。

以上を見ると、「現時点では」中止の傾向はそれほど大きな流れにはなっていないようです。

しかし(もしも貴学がこれらの学校と異なり、オープンキャンパス開催中止をしない学校であったとしても)、参加者がたくさんに人がいるところを訪問するといった感染リスクを忌避する傾向が出てしまい、結局のところ、参加者は減少してしまうかもしれません

(上記は2020年2月26日14時現在3月オープンキャンパス中止校をネット調査し一部記載。変更となる可能性もあります。各自当該校のホームページ等で最新情報を必ずご確認ください)

 

中止未定なら、参加者へのお願い等をひと言加えておくことも!

開催するのか、中止するのか、未定である場合、

「現在、新型コロナウイルスに関しては、感染の拡大を防ぐために現在重要な時期にある」ことは自学としても十分認識しており、真摯に検討し続けているという姿勢は示しておく事は必要でしょう。

そのためには、自学WEBサイト等に「オープンキャンパス 新型コロナウィルス対策」と題して、
少なくとも以下のような「参加者への協力のお願い」もあわせて付記しておく必要はあるでしょう。

発熱・咳のなどの症状がある方、体調不良な方には参加辞退のお願い

学内マスクの着用のお願い

手洗いのお願い
(来校時、入口・受付設置のアルコール消毒液による手指消毒へのご協力必須のお願い。学内各所にも設置していることの告知)

参加中の体調不良者は教職員に遠慮せずに申し出ること

そのうえで

「今後の状況次第では、中止や一部変更の可能性があります。その場合には学校ホームページ等でお知らせいたします」
「改めてホームページでお知らせしますが、中止になる可能性もありますので、あらかじめご承知ください」

といったコメントを付記しておくこととなりましょう。

追記:ランチタイムに学生スタッフとワイワイ交流しながら食事をするプログラムの学校は、ランチタイムの中止および開催時間の変更・縮小、あるいは会話をしながらの食事プログラムの変更等、対策を検討されるとより良いでしょう。

 

オープンキャンパス中止や参加者減少に備える必要あり

さて、中止したとして、次回のオープンキャンパスの予定はいつですか?
近々のオープンキャンパスで参加者を取り戻せるのであればまだ良いでしょう。
しかし、次回はまだまだ先の5月、6月という学校もあることでしょう。
それに、そもそも5月のオープンキャンパスなら開催できるという絶対の保証はありません。。

では、どうするか?

まずは貴学申し込んだ方のデータベースを調べてください。中止前に参加申込をした方はすでに貴学の資料をお持ちの方でしょうか?もしもなければ、DM等で貴学の強みや魅力をぜひ発信してください。

また、今後来校者が減るなら、当面はその他の手段による理解者を増やす他ありません。

それならば、例えば、紙のパンフレットや制作物に力のある学校であれば、資料請求者を増やすべく、請求へのWEB導線を強化するのも良いでしょう。
あるいは、インターネットによる仮想オープンキャンパスを開催。模擬授業や入学說明、個別相談等を自宅にいながら体験できる企画をたて、その告知を強化する方法もあるでしょう。
そこまでは無理なら、まずは動画に力を入れる手もあります。
高校の先生に役立つ資料を作成し、高校訪問を強化しても良いです。

大事なことは、もしも早期オープンキャンパスという「学生募集のキラーコンテンツ」を封じられたら、あるいは威力が弱まったらどうするか、募集のリスク回避策の企画・検討が必要だということです。


文部科学省「新型コロナウイルスに関連した感染症対策に関する対応について」ページ


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