株式会社教育企画センター
 SCROLL DOWN 
株式会社教育企画センター

BLOG
ブログ

2020.07.03 新型コロナ対策下の高校生の登校状況はどうなる?
広報対象の今を、都立学校の学校運営ガイドからみてみる

高校・中学・小学校等、各学校はこれまで、感染症対策に徹底対策した学校とオンライン学習等による家庭学習を組み合わせた教育活動により、新型コロナの第2波に備えてきました。

その中で、大学・短大・専門学校の広報対象となっている高校生の登校状況がどうなっているのか、東京都教育委員会が発表した「新型コロナウイルス感染症対策と 学校運営に関するガイドライン 【都立学校】 改訂版」(令和2年6月19日改訂)を元に確認し、今後の広報の参考になればと思います。


段階的再開の3期が終了。
分散登校を終了し、 時差通学のみの実施へ。

これまで、週に3・4日、分散登校してきた都立学校の生徒たちですが、6月29日から新たな方針のもと、通学が開始されることとなりました。

「新型コロナウイルス感染症対策と 学校運営に関するガイドライン 【都立学校】 改訂版」(以降「ガイドライン」と記す)によると分散登校期間終了後は、

●実施規模:
全生徒とする
● 在校時間 :
通常どおりとし、50 分授業 6 コマを基本とする。
ただし、時差通学の状況等により 40 分授業を実施することもできる。
● 登校頻度 :
原則、週当たり 5 日とする。土曜日等を授業日とすることもできる。

ということです。

通勤時間のピークを外すなどの時差通学はあっても、全生徒が週5日通常通りに在校するわけです。平日も自宅学習している前提での広報は以降成立しないものと考えたほうが良いでしょう。

 

しかも、夏休み・冬休みは短縮。

同じく、「ガイドライン」を見てみると

都立高校・中等教育学校・都立高校附属中学校 学期及び長期休業日は、次のとおり変更する。
〇 学期
1学期 4月1日から8月 23 日まで
2学期 8月24日から12月31日まで
〇 長期休業日
夏季休業日 8月8日から8月 23 日まで
冬季休業日 12 月 26 日から1月3日まで
ただし、上記以外の設定をする場合は、都教育委員会の許可を受けること。

との記載があります。
「上記以外の設定をする場合」という一文はあるものの、
夏休みのオープンキャンパスやその他学校説明会等の大型イベントの開催時期はこの期間に短期集中となり、競合他校との争いは避けられません。

 

さらに注意は
土曜日等を授業日とすることができる、との記述。

念のため注意したいのは、前述「ガイドライン」抜粋内に「土曜日等を授業日とすることもできる」とある点です。

学校広報担当者にとっては、
高校生は平日は学校へ通学。夏休みは短期かあ。それらなら土日に大型イベントを仕掛けよう!
としたいところですが、土曜日集中開催は要注意です。

基本的に平日5日間の通学ですが、上述の通り、「登校頻度」「原則、週当たり 5 日とする」というものの、そこには続けて「土曜日等を授業日とすることもできる」と記載してあるのです。

さらに「ガイドライン」の別の箇所(年間指導計画等の見直し  ア 基本的な考え方 )には、

週休日や祝日、長期休業期間を活用する場合は、生徒の疲労の度合い等を考慮して設定するとともに、保護者に丁寧に説明する。また、週休日や祝日に授業 を行う場合には、勤務した教員について適切に勤務の振替を行う。

という記載まであります。

休日の活用は生徒の疲労に注意しろ、ということですが、
逆に言えば、休日の活用もありうるということです。
土日どころか、夏休みの短縮化もありうるということです。

これから、学校広報のためのイベント等を土日開催すること自体に問題は有りません。
しかし、あまりに土曜日に重要イベントを多くしてしまうと、参加したくてもできない高校の生徒さんが出てくる可能性もでてくる、ということを考慮に入れて・イベント全体の日程組みは必要となるでしょう。ご注意ください。


▶教育企画センターは、貴学の募集を応援します!募集力応援商品はこちら
当社では、既存の各種アンケート調査や広報研修を実施しています。
また、パンフレットやDM等の紙媒体、WEBサイト等の広報物制作もいたします。
▶まずはお気軽にお問い合わせください。
▶また、調査商品の紹介等、各種資料のダウンロードはこちらから可能です。

オンライン広報に活路!
WEBオープンキャンパスのためのシステムがあります。下をクリック!


 

CONTACT
お問い合わせ

まずはお気軽に皆さまの声をお聞かせください。

高校生募集苦戦の広報ご担当者さまへ。募集の秘訣をアドバイス!